廃油を固形石けんと軟石けん(ジェルソープ、リキッドソープ)にリサイクルするオンデマンドレッスンができました。
オンデマンドレッスン(動画配信)は、苛性ソーダで石けんを作れる方が対象です。石けん作りがはじめての方や、教室で石けんを作りたい方は対面レッスンをお選びいただけます。
どちらも廃油と苛性ソーダで作ります。
リキッドソープは苛性カリで作るのが知られていますが、私の住んでいる地域では苛性カリの入手が難しいのと、できれば薬品の管理は苛性ソーダだけにしたい。
そんな思いがあるので、固形石けんも軟石けんも苛性ソーダで作っています。
廃油石けんの用途はお掃除用、洗濯用です。
ご家庭ででる廃油と苛性ソーダで、シンプルに時短で作る方法をお伝えしています。
廃油石けんは用途に合わせて固形、ジェル、リキッドの形状にすると使いやすいです。
例えば、お皿洗いには薄めのリキッドソープまたは固形石けん。
リキッドソープは洗面台やトイレ掃除にも使っています。
ドロドロするくらい濃いめのリキッドソープは洗濯洗剤に。
けん化率は100%または過剰アルカリのため、石けんに過剰な油が残っている心配はありません。洗浄力がありつつ、グリセリンも含まれているので柔軟剤の役割も果たしてくれます。
リキッドソープに精油を加えると、洗濯物を干すときに香りもいいです。
分解が早いからすすぎも1回でOK。衣類に洗剤が残らないので敏感肌の方にもおすすめです。
希釈しないジェルソープは、お風呂掃除に。
私はスパウトパウチに入れて、お風呂場に置いています。
空気に触れないように密閉すればジェルが長持ちします。いまの季節は気温が低くて固まってしまうこともありますが、ぬるま湯に容器ごと漬けるとジェル状に戻ります。
ちゃんと汚れが落ちる上に、手荒れの心配もありません。
洗剤を買う必要がなく、お財布にも環境にもやさしい。お掃除する人の手にもやさしい。
おうちでできるSDGsです。