幾度となく石けんを作っていても、いまだに失敗することがあります。
同じレシピでバッチを変えた時、うっかり水分量を間違えてしまいました。「慣れ」から起こる失敗。
廃油のリキッドソープを作るのに水分量を通常の半分にしてしまい、本来ジェル化するはずが白濁の半固形状に。
レシピ帳を見直して、水分量を間違えたことに気づきました。
水が足りないとこうなる!というのは、座学で学んでもその時はなるほど~と思っても忘れてしまいがち。
でも、実体験でぎょっ!としたことは記憶に残ります。実際に体験するってすごく学びになります。
本当に水分量だけの問題なのか、同じ廃油を使って再検証。
いつものジェルになりました。
失敗した石けんは、水分が足りないだけなので水を足してリキッドソープにすれば使えます。
pH値も8~9あたりなので大丈夫。
失敗しないと学べないことはたくさんあるので、失敗は全然怖くない。
できれば講習などの本番で失敗したくはないけれど「失敗するとこうなります!」を伝えられるので失敗ではない。
たくさん作って、たくさん失敗して、自分なりの正解を見つける。
近道しない方が知識は深くなると感じています。