シルクジェルランドリーソープ(洗濯用ジェルソープ)できました。
洗濯用石けんのメリットは
- 環境にやさしい
- 合成洗剤ではないので皮膚にやさしい
- 柔軟剤を使わなくても衣類がふっくらする
デメリットは
- 石けんカスがでやすい
- 衣類に黄ばみがつきやすい
- コスパがよくない
- 手間がかかる
洗濯用石けんは合成洗剤と比べて手間がかかるので、難易度は高めです。
それでも石けんを使う理由は、地球にやさしい、肌にやさしい、ていねいな生活をしたいから。
どんな手間なのか、正直に載せますね。
ひと手間・その1)
シルクジェルランドリーソープは、希釈して1リットルの液体石けんにしていただきます。
水を入れて置いておくだけなので、難しくはないけれどひと手間かかります。
ひと手間・その2)
洗剤の量は洗濯物の量と汚れで調整します。
目安は水30Lに対して希釈した洗濯用石けん100ml になります。
汚れに対して洗剤が少なすぎると汚れ落ちがよくないし、多すぎると石けんカスができます。
洗濯機にある洗剤投入口ではなく、洗濯槽に直接入れていただくので、洗濯物の量で洗剤を自動計算してくれる機能は使えません。
(そもそも合成洗剤ではないので濃度が全く違うため、あてになりません)
私はポカリスエットのペットボトルを使っているのですが、ペットボトルのラインがちょうど100mlなんでこれを目安にしています。計る必要がないのでおすすめです。
ひと手間・その3)
汚れ落ちをよくするには、お風呂の残り湯を使っていただきたいです。
家庭内で水を一番使うのは、お風呂と洗濯ではないでしょうか?
お風呂の残り湯は雑菌があるから洗濯には使わない方がよいという説もありますが、洗濯は水よりも温度が高い方が汚れが落ちます。
しかもすすぎはきれいなお水を使いますから、全く問題ありません。
環境的にもお風呂で使ったお水をそのまま捨てるより、お洗濯で再利用した方が節水になります。
手間はかかりますが、ぜひ残り湯を有効活用して欲しいです。
こちらは、フードボウルの下に敷いているマットです。
茶色いのは食べこぼしのシミ。漂白剤を使わずに洗濯石けんだけで洗いましたが、ちゃんと汚れは落ちています。
ひと手間・その4)
石けんカスは、水中のマグネシウムなどの金属イオンと石けん成分が結合したものです。
日本の水道水は軟水なので、水中の金属イオンは少ないのですが、それでも石けんカスはでます。
石けんカスをできにくくするには、石けんと一緒に酸素系漂白剤を併用します。
石けんカス予防だけでなく、洗浄力をアップさせる、消臭、漂白効果があります。
石けんカスを放置すると、時間をかけて黒カビに!定期的な洗濯槽のお掃除は洗剤の種類に関わらず必要です。
ひと手間・その5)
シルクジェルランドリーソープは無香料です。
香りをつけたい場合は、ハッカ油やお好みの精油を石けんと一緒に洗濯槽に入れてください。
洗濯物を干す時、干している時にほんのり香りますが、揮発成分なのでいつまでも衣類に香りは残りません。
このような使い方をしていただくと、手作りの洗濯石けんはとても気持ちよく洗えます。
ドラム式より二層式の洗濯機におすすめです。
先代犬のひゅうは、皮膚がものすごく弱く服を着ると肌が荒れました。
生地の素材が合わないのかと思っていましたが、洗濯石けんに替えたら服で肌荒れはなくなりました。
おそらくすすぎ残しで衣類に合成洗剤の成分が影響していたのだと思っています。
あの頃よりも、汚れ落ち、溶けやすさ、洗濯物のふっくら具合を改良したレシピがシルクジェルランドリーソープです。
洗濯は頻繁なのでできるだけコスパを抑えた原料と製法にしていますが、それでも合成洗剤にはかないません。
手間もかかるし洗濯石けんとしては高価なので、すべての方ににおすすめの商品ではありませんが、肌にやさしい、環境にやさしい、丁寧な生活を大切にされている方に使っていただけたら嬉しいです。