国産白繭でセリシン液を作りました。
セリシン液といえば、黄金繭で作るゴールドセリシンが王道です。
教室でもベトナム産の黄金繭で抽出しています。
黄金繭、白繭、どちらでもセリシン液を抽出することができます。
一時期黄金繭の入手が困難になったことをきっかけに、1年ほど前から国産白繭での抽出を試作してきました。
(現在は黄金繭の入手ルートを引き継いでくださる方のおかげで安定して入手できています)
日本で繭と言えば、白繭を思い浮かべる人が多いのに、なぜ黄金繭を使うのか?
このようなご質問をたくさん受けます。
「安定した品質の繭を安定して入手できるから」というのが大きな理由のひとつです。
東南アジアは養蚕業が盛んで繭は黄金です。
繭の色は品種によって黄金、白、黄緑、紅など、さまざまな色とカタチがあります。
色は蚕のエサになる桑の葉に含まれる成分(カロテノイド)でこの成分を蚕の体内で透過できるかできないかによって繭の色が変わります。
白繭は色素を透過できないので白。カロテノイドを含まない繭です。
様々な産地から国産の繭を取り寄せて試作したところ、国産繭の繭は白繭も黄金繭も匂いが少ないと感じました。
白繭に限らず、黄金繭もベトナム産に比べると繭特有の匂いが少ないです。ただ、国産の黄金繭は希少で入手が困難なので諦めました。
セリシンの含有量については、私が独自に調べた結果、ほとんど変わりがありません。(というか、白繭の方が若干多かった)
多少高くても国産の繭が安心!という方のために、国産白繭で商品化しました。
国産白繭は繭が粒ぞろいで匂いが少ない。国産ならではの安心感があります。
どちらがおすすめ?
と聞かれたら、どちらも!です。
産地、色、匂いにこだわらなければお得なゴールド<ベトナム産>
安心の国産、クリアな使用感がよければクリア<国産>
をお選びいただけたらと思います。