愛犬ケアオンラインショップ
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手作り石けんってどんなもの?
原料がシンプル
石けんの主な原料は、油脂+苛性ソーダ+水です。とってもシンプルです。
油脂とアルカリ水を混ぜるとけん化という化学反応が起こり、石けんとグリセリンができます。手作り石けんの場合、未反応の苛性ソーダが石けんに残らないように油脂を多めに配合しているため、過剰な油脂も石けんに溶け込んでいます。
洗浄力と保湿力で肌がしっとり
「手づくり石けんで洗うと肌がしっとりする」と言われます。
手づくり石けんの場合、石けんに溶け込んでいるグリセリンと過剰油脂が保湿の役割を担っています。市販の石けんは純度の高い石けんにするため、グリセリンなどは不純物として取り除かれます。市販の石けんで洗うと、ツッパリ感があるのはこのためです。
手づくり石けんは、自然に溶け込んでいるグリセリンや油脂を保湿成分としてポジティブにとらえています。
化学成分無添加で肌と環境にやさしい
原料が油脂とアルカリで作られた洗浄剤を「石けん」と呼びます。
焚火で肉を焼いて滴り落ちた脂と木灰で手を洗ったらキレイになった。これが石けんのはじまりと言われています。つまり、石けんは条件さえ揃えば、自然界でも存在する成分です。
石けん以外の洗浄剤は、すべて合成洗剤(合成界面活性剤)になります。合成洗剤は主に石油由来の成分で複雑な化学反応を繰り返して製品になります。自然界では存在しない成分が合成洗剤です。
シンプルな原料と製法の石けんは大量の水で界面活性作用を失うという大きな特徴があります。水で洗い流すとすぐに泡切れして皮膚に洗浄剤が残らず、流れた水も速い速度で生分解がすすみ最終的に微生物のエサになって環境への影響を最小限にします。
一方、合成洗剤は生分解がされにくいため、すすぎをしっかり行わないと洗浄成分が皮膚に残ったり、環境への負荷が高くなります。
愛犬にナチュラルな優しさを!手作り石けんで健康な被毛をキープ
内藤石けん教室のドッグソープはデリケートなわんちゃん用に低刺激で、犬が食しても問題のない原料でレシピを組み立てています。
犬に使う洗浄剤は雑貨のため成分の表示義務がありません。そのため、市販のシャンプー剤はラベルを見ても原材料や成分はかわからないのが現状です。良い商品を見極めるのはとても難しいと思います。
飼い主さんに安心してお使いいただけるよう、商品には使用原料すべてを表記しています。
ノミダニ予防の薬を背中に垂らすと全身に薬が行き届くことでわかるように、人よりも皮膚が薄く経皮からの浸透がある犬には化学成分無添加の手づくり石けんは最適だと考えています。
すすぎを素早く、時短シャンプー
毛が密集しているわんちゃんのシャンプーは、泡立ちとすすぎが重要です。
- 泡で皮膚まで洗浄成分をいきわたらせて汚れを落とす
- 汚れとともにしっかりすすいて洗浄成分を皮膚に残さない
泡立ちと保湿を意識して、わんちゃんの被毛によい植物オイルを選んでドッグソープを作っています。
泡切れの早さは抜群です。市販のシャンプー剤から石けんに変えると、すすぎの早さに驚かれる方が多いです。
皮膚にシャンプー剤が残らないことで、乾燥も早くなります。また、シャンプー中に泡を舐めてしまっても胃酸で油と塩に分解されるので安心です。
シャンプー嫌いのわんちゃんにも飼い主さんにも嬉しいですね。
ドッグソープの使い方
どんなに皮膚に優しい洗剤を使っても、ゴシゴシと皮膚を傷める洗い方をしては意味がありません。
- あらかじめもこもこに泡を作って泡で洗います。直接ドッグソープを被毛にこすり付けて洗ってはいけません。
- よく濡らした被毛にたっぷりの泡で皮膚をマッサージするように洗います。
- 泡立ちが悪いようなら2度洗いしましょう。
- 洗浄成分が残らないように、シャワーヘッドを被毛に近づけて洗い流します。市販のシャンプー剤と比べると泡切れがよいのが特徴です。
- できる限りタオルドライで水分を拭き取ります。ここでもゴシゴシしないで優しく抑えるように拭き取ります。
私はドライヤーは使わない派なのですが、毛の長さや被毛の状態に合わせて乾かしましょう。
ナチュラルドッグソープとシルクジェルドッグソープ
内藤石けん教室では、ナチュラルドッグソープ(固形石けん)とシルクジェルドッグソープ(軟石けん)をご用意しています。
ナチュラルドッグソープ
ナチュラルドッグソープは、昔ながらのコールドプロセス製法で作られた固形のドッグソープです。
コールドプロセス製法は油脂に余計な熱を加えず、1ヶ月の時間をかけて作ります。肌によいオイルの成分がそのまま石けんに残るためしっとり感があります。
デリケート肌のわんちゃんにも安心してお使いいただけるナチュラルドッグソープです。
皮膚トラブルを起こしやすいデリケートなわんちゃんに
ナチュラルドッグソープ・皮膚ケアはカモミール、カレンデュラ、シルクの3種類からお選びいただけます。
シルクジェルドッグソープ
シルクジェルドッグソープは、シルク配合でもちもちの泡立ちのジェルタイプのドッグソープです。
透明感のあるジェルソープにするためアルコールを使用しています。製造段階でほぼ揮発しますが若干ドッグソープに残っています。
ジェルソープに国産の白繭が溶け込んでいます。シルクによるきめ細かな泡が特徴です。ナチュラルドッグソープに比べると、グリセリンとシルクの保湿効果はありつつも、さっぱりとした洗いあがりです。
国産シルクで艶のあるさらふわな仕上がり、使いやすいジェルソープ
シルクジェルドッグソープ<プレーン>、シルクジェルドッグソープ<カレンデュラ>をお選びいただけます。
皮膚病の愛犬にドッグソープを使い続けた結果
私が石けんを作ろうと思ったきっかけは、愛犬ひゅうの皮膚病でした。
子犬の頃から腸と皮膚が弱く、病院ではアレルギーと診断され、アレルギー用の治療食を勧められました。お腹が弱く一日に5、6回もうんちをするひゅう。
その頃はまだ1歳の子犬でしたのでそんなものかな?とも思っていました。でも、治療食を続けてもお腹の調子も皮膚もよくならない。何度かフードを変えても改善しませんでした。
2歳ごろから手作り食にしたところ、おなかの調子はすぐに良くなりました。
手作りごはんを推奨している先生の本には、フードに含まれる添加物が合わない子やカリカリフードで水分不足の子が多いとありました。人も犬も食べ物はとても大切なんだと気づき、以来愛犬のごはんは手作りごはん中心です。
皮膚は以前よりよくはなりましたが、春先に毎年病院にお世話になり、塗り薬と薬用シャンプーを処方されていました。
殺菌作用がある薬用シャンプーはシャンプー直後は痒みが治まりますが、肌が乾燥してフケっぽくなり、数日後にはまた痒くなる。
痒みを抑えるためにシャンプーする→乾燥する→痒くなるの繰り返し。
8歳頃からは薬用シャンプーをやめてドッグソープで洗っています。石けんで洗うようになって、洗った直後にフケがでることはなくなりました。
13歳で亡くなりましたが、手作りごはん&手作り石けんでケアするようになって皮膚トラブルは劇的に改善しました。
手づくり石けんは医薬品ではなく、皮膚に強く残留することのない天然の洗浄成分です。
菌のもとになる皮脂やフケなどの汚れを肌への負担を少なく汚れを落とし、本来わんちゃんが持っている免疫システムを壊すことはありません。
お使いのシャンプー剤が合わないと感じていたら、肌への刺激が少ない天然成分の石けんを試してみてはいかがでしょうか。
愛犬のためのレッスン
愛犬に合ったドッグソープやスキンケアを手作りできます。ナチュラルな素材で作った石けんやスキンケアアイテムはわんちゃんだけでなく、飼い主さんも一緒に使うことができます。原材料はヒューマングレードの新鮮な素材です。